パパラギの里とは

パパラギってなあに?

名称の由来
 「パパラギ」とは、西サモア島の酋長ツイアビという人が初めて西欧文化に触れ、その驚きと感想を述べた本の名前となっています。
 その意味するところは、西サモア島の言葉で「天から降ってきた人(白人)」。
 西欧文化を見聞した酋長ツイアビは、時間や金、思考に縛られ、生命の瑞々しさを失ってしまっている文明人にひどく矛盾を感じました。
 そして著書の中では、自分たちの暮らしがどんなに平和で大らかなものか、また本当に神(大いなるものとしての意)を愛することはどういうことかに言い及んで結んでいます。
  私たちは
「ただ言葉だけの理想や、実際と心が伴わない理屈を述べるのではなく、本当に素朴で平和な生活とは何か?を問い続ける、そんな里を創りたい…。」
と思いました。
 そんな思いと共に、里づくりはほんの数人から始まりました。
  そして今尚、常に変化、成長し続けている場所です。
 「パパラギ」という名前は、誰言うこともなく、ごく自然にいただいたのでした。自戒を込め、またこの言葉の愉快な響きに惹かれて、今は里の名前として使わせていただいております。

パパラギの里のあゆみ

1987年

九州より行脚中の禅僧が盛岡へ辿り着く。

1989年

禅僧の元に集う有志数人が、修養道場建設を計画。

1992年3月

盛岡市 厨川の借家に仮道場を設ける。

1994年7月

玉山村渋民 愛宕地区に承福禅寺 東北道場を開山。
(現 盛岡市渋民字愛宕)
その敷地内に仮道場を移転する。
以後、ここを「パパラギの里」と称する。

同1994年

新館(宿泊施設兼、生活施設)完成。

1998年1月

月刊誌「パパラギの里」出版開始。

同1998年

芸術・文化活動の一環として朗読会、食事会、絵画展示会等の活動が始まる。

2001年9月

NPO法人に認証される。

2010年2月

母体である禅寺が、承福禅寺東北道場から、別格本山石雲禅寺となる。


2010年7月

暮らしの中心を成していた母屋が火事により焼失する。


2013年9月

手造りで建てられた、新しい寺の建物が完成。

パパラギの里

〒028-4132 岩手県盛岡市渋民字愛宕53-8

TEL  019-683-1469(FAX兼)

MAIL  sato.paparaginosato@gmail.com