令和5年

大分時が経ってしまいました。

皆様には新しい年を如何お過ごしでしょうか?

旧年歳末は大忙しで、松が明けてからやっと少し落ち着きました。

大変失礼かとは思いますが、餅つきや正月の様子をお届けしたいと思います。

まず、30日の餅つきから。

参禅に見えるお家の方のお子さんや、里人総出で一人ずつつかせてもらいました。メインは男性二人ですが、美味しいお餅がつきあがりました。


ベテラン年配女性から教わって、皆で大小の鏡餅作りです。左は、歳末から休暇をとって滞在されたSさん。関係者の家にも配りました。




厳しい寒さの日は、雪は少なく晴れたりします。

上は、里の周りの森。下は、最近時々餌をもらいに来るリュウ君の足跡。

でも、ちょっとおかしいとおもいませんか?一つの足跡に二つ重なっているでしょう?

冷たすぎて、後ろ足を重ねたか、人間のように一歩ずつ同じ跡を歩いたか…。それにしても賢いですね。


こちらが、可愛いけれど野生が強く、抱っこさせない触らせないリュウ君です。

本堂の大掃除も手際よく終わらせました。

天井を拭くYさんは、35歳になったばかりの寺男です。



お掃除を終え、女性陣は28日ぐらいからp世知作りに取り掛かりました。

上では、歳末のお重詰め。伊達巻や藷羊羹を作ってくれたさとみさんが、詰めています。

また、この日の午前中、いつも掃除をさせていだいている愛宕神社さんの雪かきに行き、参道を歩けるようにしてきました。これも毎年のことです。


この日の夜は、恒例の歳末坐禅。午後11時半より一時間坐りました。


明けて令和5年の元旦です。

まず、午前10時より坐禅、そして本堂にて読経。今年から尼僧さんが導師となってお説法も行いました。人間の作った「正月」「新年」ではあるけれど、これはみな、これまでのことをいい意味でご破算にして、心機一転の経を頂くという知恵ではないか、という内容を頂きました。



玄関の生け花はちょっと可愛らしい森のような感じになっています。



さて、いよいよ正月膳です。

「明けましておめでとうございます」と改めて乾杯しました。お屠蘇はこの近隣の酒造「鷲の尾」の美味しいお酒です。

女性陣の心のこもったお節の数々と丸餅(西日本系)の入った東北のお雑煮を総勢17名でいただきました。上のお重の他に、燻製のお肉やチーズ他たくさん並んでいます。

和気藹々の楽しい時間でした。


1月2日は書き初め。今年の文字は「未生」です。

でも、好きな文字を書いてよいので、皆それぞれ筆を持ちました。

現在里には70代の女性がお三方いらっしゃいます。楽しく皆さん書いておられました。


1月3日には、東京からこちらへ移ったばかりの方を高松の池にお連れし、白鳥を見ました。今年は何故か鳥の数が少ないように感じましたが…。

池の氷もしばらく温暖だったせいか、溶けていました。


こちらは1月7日の七草粥です。典座は今男僧さんがやっておられますが、少し早く鏡開きしたお餅を入れてくださいました。




お正月前にはどんと雪が降って、何度か雪かきをし、新年はしばらく温かかったです。

そしてまたこの頃、しばれるようになりました。

雪景色はまた次に更新しますね。

また、少し前のものですが、たくさんの頂きものの中に姫柚子がありました。

頑張って柚子ジャム(お茶にもなる)と柚子胡椒を作りました。

色々頂いた果物は、このようにアラカルトにしていただきました。

凄く贅沢ですね。(リンゴは山形と岩手の花巻から、キウイは神奈川から、イチゴは九州と千葉から、みかんはこの時は九州から届いたものです)

本当にありがたいです。



それでは、一気に載せてしまいましたが、次回は雪をお届けします。

今朝の気温はマイナス14℃でしたが、皆さまの方はいかがでしょう。

まずは風邪やコロナにお気をつけて、お過ごしください。


今年一年、どうぞよろしくお願いいたします。             合掌

パパラギの里

ここは東北の町はずれ。 老若男女が共生する、学びの里です。 悩みのある方、 立ち止まって自分を見つめたい方、 坐禅などを通して心を鎮めたい方に いつでも門が開かれております。 緑に囲まれた里の 日常をお届けしていきます。

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