神無月も半ばとなりました

晴れる日、曇りの日、雨の日・・で気温が全く違うこの頃です。

しかし、やっぱり秋はいいですね!

大根や芋類などの根菜類がおいしくなり、空が高く晴れるとほんとうに気持ちがいい。

八幡平などの山手は紅葉が終わったそうですが、里の方はまだまだ・・。

これからしばらくモミジやカエデ、漆や黄色い葉っぱの銀杏など、楽しめます。



こちらは庭で拾ったモミジの葉。可愛くて、お皿に乗せてしばし眺めました。


9月いっぱいは伐採続きで、10月にはいってからも数日、大木の枝払いが行われました。

13メートルの脚立(2段梯子)を木にしっかりかけ、男性陣が昇って伐ります。

中心になるのはいつも和尚様。73歳になる和尚様は、木のぼりが大得意。子供のころよく上ったとかで、心配する若者をよそにどんどん伐っていきました。


この写真に写っているのは、若いお坊さんです。


普段から巻き割りやチェーンソーを使うこともあるので、尼僧さんも細い枝を切って薪にします。


そして、払った枝を焼くのもひと作業。

水のホースを近くに置いて、どんどん燃やします。(こういった作業の際は、消防署に連絡してからとなります)

稲刈りの後の田んぼから上がる煙もこのところ多く、あっちこっちで煙の立つ景色が見られる田舎の秋です。



さて、普段ですと「知足の日」となりますが、ずっと夏からいろいろな作業を頑張ってきた皆に和尚様から「海に行ってみよう!」という一言が。

というわけで、10月11日に、秋田の海を目指して午前6時に、2台の車で出発しました。


快晴の日で、途中浜辺で流木拾いをしたりして、GAOという男鹿水族館へ向かいました。

(流木は、そもそも目的の一つ)

美しい海。


水族館ではあまりいい写真が撮れませんでしたので、省きますが、磯の岩が美しいいい場所に建っているなあと感心しました。

皆が見ている間、一人は磯でタコ釣り。なんと、一匹釣れてしまったんです。

(あとで、夕食でいただきました!)

シロクマが一番かわいくて、うちのY君の前でいろいろなパフォーマンスをして見せてくれました。シロクマは、猛獣ヒグマと同類だとか。

それがバケツを手に、足でけって遊んだり、見ている皆に向かってわざとおどかしてみたり・・いつも動物に好かれるY君です。



お腹がすいてきたので、海沿いの「番屋」という、船を持っている漁師さんの奥さんがやっているような店へ入りました。

このセットに、また煮魚がついて。ご飯はあきたこまちの新米で、とても美味しかったです!新鮮なお魚は高級ではないけれど、お母さんの味でした。


そして、有名な『ゴジラ岩』のある磯へ。

たしかに、横から見るとこんな感じでしたが、この岩よりもっと迫力のある岩があちこちに。


ここでも流木を集める皆でした。


そうして、寒風山という山に行って夕焼けを見ようとするもまだ明るく、そこを離れて適当な場所へ移動しました。


芝生のある広いところで、皆ゴロゴロしながら日没を待ちます。

日頃バタバタしてなんだか意味なくゆっくりすることのない私たちですが、この夕日を待つ時間はなんということがないのに愉しかったです。


幸い、少しだけ紅くなってくれました。皆で「わ~」と声を出して喜び、帰途へつきました。

たった一日の行楽でしたが、この数か月の疲れが吹き飛ぶような、皆との楽しい時間を過ごすことができ、感謝です。


                  *****


岩手でもコロナ罹患者が26名となり、少々不安があります。

でも、基本の生活を大事に、また元気に明日をいただこうと思います。

ではまた、お身体大切にお過ごしください。

                                    合掌

パパラギの里

ここは東北の町はずれ。 老若男女が共生する、学びの里です。 悩みのある方、 立ち止まって自分を見つめたい方、 坐禅などを通して心を鎮めたい方に いつでも門が開かれております。 緑に囲まれた里の 日常をお届けしていきます。

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