雪に囲まれて
1月16日の小正月も過ぎ、真冬の一番寒い時期となっています。
2日ほど前には高速の東北道で100台が巻き込まれた事故がございました。
ホワイトアウトという、地吹雪の恐ろしさを改めて思うと同時に、私どものお寺から出かけている尼僧さんのことが頭に浮かび、背中が寒くなりました。
巻き込まれた皆様にはまさに災難でしたし、亡くなられた方もおられると聞きました。
(本当に怖かったでしょう・・・)
今は広い範囲で雪の多い時、なんであれ、よくよく運転には気をつけたいものですね。
さて、この昨日19日には、ここでも30㎝を超えんとする雪が降り積もりました。
9のつく日は一応お休みですが、里人総出で雪かきを行いました。
そして、これを書いている自分(О・М)は、ちょうどバイトのためバスの停留所に向かいました。
上が、そのバス停で、下は振り返って見える近くの家です。
車がすっぽり、雪に覆われて(はまって?)いますね。
歩道はどなたかが小さなラッセル車で雪をかいて道をつけてくれたようで、助かりましたが、途中盛岡市内では雪を捨てる場所がないところなど、かなり大変そうでした。
雪と云えば、厳寒地に降るサラサラの雪を「乾雪」というそうです。
朝一番に、庭で撮った写真をご覧ください。
ふわふわなのが、おわかりでしょうか?
まるで綿毛のようでしょう?
これを触った瞬間は、まったく冷たくなくて、たくさん手に乗せれば冷たくなるという感じです。
こちらは羽毛のように結晶がすっかり見えます。
枯草や枝についたこれらの雪が、あまりに可愛くて、何枚か撮ってしまいました。
しかしさすがに夕方などは暖房がないと、(私どもの古くからの建物はとても安普請なためか)家の中でも低体温になりそうです。
そんな寒い時でも同じように数か月、野生の動物や小鳥たちも生きなくてはなりません。
こうしてちょっとだけりんごをお供えして、小鳥たちに食べてもらいます。
これまでマイナス17℃が一番寒かったですが、朝夕はマイナス8~10℃などにもよくなります。寒い日ほどよく晴れ、青空が広がり、とても美しいのも特徴です。
そんな青空をバックに、コブシの木の枝先には銀の芽がキラキラと光りながらしっかりとついていて、春を待つ辛抱強さを教えられます。
もう耳にタコですが・・・マスク・うがい・手洗いは必須ですね・・。
そして心の糧──読書やPCなどでの映画鑑賞、手芸や体操、ストレッチなどもいいですね。
久しく会っていない友人との会話も楽しそう。
里人の仲間にはパン作りに凝っている人がいますよ。
私は・・『風よ、あらしよ』(村山由佳著)をもう少しで読み終えます。『じんかん』もよかった。
人間には孤独は必要ですが、孤立だけはしないよう、どうぞ心に灯を忘れず暮らしましょうね。
皆さまとはお互いに離れていますが、里の隣人ですよ。
最後に、雪に関する事故で亡くなられた方々に、心からお悔やみ申し上げます。
合掌
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