如月の里

なかなか寒さが衰えない渋民です。

時折雨が降ったり、陽が照ったりして大気の冷えも緩みますが、朝は大体マイナス5~8℃。

それでも夜明けの時間が少し早まってきたようで、坐禅・読経が終わった6時過ぎには、白々と空が明るくなり始めます。



さらっと雪が積もり日も多く、そんな薄い毛布のような白の上に、近所の猫の足跡や小鳥の足跡を見つけます。



養生されている尼僧さんのお部屋の床の間には、流木が飾られています。

前にもご紹介したかもしれませんが、掛け軸も壁の塗装も和尚様。不思議に色もマッチして、尼僧さんはこのお部屋で坐禅する際、床の間の前に坐られるそうです。



こちらは12月のもの。

華も緑もないこの季節、少しの生花と造花も使ってのしつらえです。



葉の上の、砂糖のような雪。↓

コロナ以前にあまり娯楽もない生活ですが、日々のちょっとした美しさや気づきに助けられて、心の潤いをなくさずに暮らしております。


最近里に届いたものは、四国のみかんやお魚、岡山県の野菜等々。土地が違うと、(こんな真冬でも)耕して野菜を収穫している人がいるのだ、と当り前のことが不思議に思います。

下のお魚は、「グレ」という真っ黒な魚。漁師さんが送ってくださいました。

宇和島や広島から、みかん、柚子、レモンなど・・。

皮をむきますと、美しい色に目を張り、フレッシュな香りが辺りに立ち込めて、幸せな気持ちになります。


美味しいものも少しあれば幸せ。

多く送られたときは、皆さんと分かち合う。それでいいと思います。


ではまた。風邪などに油断されませんよう。

パパラギの里

ここは東北の町はずれ。 老若男女が共生する、学びの里です。 悩みのある方、 立ち止まって自分を見つめたい方、 坐禅などを通して心を鎮めたい方に いつでも門が開かれております。 緑に囲まれた里の 日常をお届けしていきます。

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